仲俣さんインタビュー完結編を公開しています。

インタビュー最終部のうち

は既に公開しました。

も本日中には公開したいと思います。
仲俣さんにおかれましては、お忙しいなかライアカ!にお付き合いくださって本当にありがとうございました。また機会がありましたらよろしくお願いいたします。


【追記】
コメント欄にてSpiegelさんからご指摘いただいた点を修正いたしました。ありがとうございます。
Spiegelさんにはコンテンツのメインプレイヤーは誰かというエントリも書いていただいて、私も大変恐縮に思います。そのエントリのなかで

Web の発展はそれまで「読者」の位置に甘んじていた人たちを解放してしまった。 Web においては「読者」こそがメインプレイヤーであり,(私も含めて)彼等は自分達のルールで行動する。「話すように書く」という言い回しがあるが, Web においてはむしろ「読むように書く」というべきかもしれない。


http://www.baldanders.info/spiegel/log/200610.html#d09_t3

という記述がありました。それに応答して今回のインタビューに参加していただいたcedさんから

書物を読むように思考する、ではなく、ネット上のテクストを読むように思考する、ということが思考の在り方に及ぼす影響、というものがあるのではないか。単に読者で終わってしまっていた書物の世界と、読者にも作者にもなりうるネットの世界では、ものの考え方そのものも変わってしまうのではないか。そういった変革の先にある自己の在り方とは一体何なのだろう。


http://d.hatena.ne.jp/ced/20061009/1160400730

という興味深いエントリが書かれていて、このような連鎖をとても嬉しく思います。このような営為こそ「コンテンツを生み出すメインプレイヤー」となることであり「ネット上のテクストを読むように思考する、ということが思考の在り方に及ぼす影響」のひとつでしょう。
それは「書籍が醸成してきた様式美のようなものがぶち壊される瞬間」であり、そうしたことを確信的にオブジェクティブに進めることがYouTube 買収に繋がるのかもしれません*1


朝に公開していなかった分も含め完結編すべてを公開しました。どうぞご覧になってください。

*1:いや、さすがに飛躍しすぎだとは認識しています…時事ニュースに繋げてみたっただけですごめんなさい