2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

第4回thinkCの私的メモ

著作権保護期間延長問題を考えるフォーラム公開トークイベント日本は「世界」とどう向き合うべきか?−アメリカ年次改革要望書、保護期間延長論、非親告罪化を手がかりに−に行ってきました。 日時 2007年8月23日(木) 午後6:30 - 8:30 場所 慶應義塾大学三田…

図書館における学術論文の複写についてQ&A風のまとめ

Qさんは個人研究家です。母校の図書館に来て必要な資料を探しました。何気なくコピーしようとすると、コピー機の前に張り紙が。「学術情報の多くは著作物として著作権法により保護されています。著作物のコピーは基本的に半分までです。複写は著作権法の範囲…

CONTENT'S FUTUREの短い書評

CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X)作者: 小寺信良,津田大介出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2007/08/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 136回この商品を含むブログ (98件) を見る コンテンツと一緒に未来…

ファミリー・アフェア

「所有」をめぐる冒険、世界の終りとプロパティ・ワンダーランドの財産シリーズの続き。 今回は夫婦の財産についてです。 はじめに―問題の所在と考察の方向性 民法は、夫婦の財産関係につき当事者間に契約がないときは法定財産制度に拠るとしています(755条…

「はてなスターを説明できる普通名詞」を考えてみたよ

はてなの中の人たちが、はてなスターのさらなる盛り上げ策を考えているみたい。それではてなスターを説明できる普通名詞を考えようとしてて、募集をしています。 さて、はてなスターを説明できる普通名詞は思いつかれるでしょうか? 難問だと思います。私は…

コンテンツ流通のための「二階建て制度」についてのまとめ

Abstract 昨今様々な組織・団体から提案されている著作権法における特別法、いわゆる「二階建て制度」に関して、やや批判的な視点から考察してみました。二階建て制度には3つの特徴があり、多くの場合同じような内容を提案しています。ただし提唱している主…

copyrightが「版権」から「著作権」に変わったとき

今回は日本における著作権法史のお話です。 copyrightに「版権」という訳をあてたのは、福沢諭吉です。 でもそれ以前にも似た概念はありました。江戸時代は「潤筆」と呼ばれてたようです。潤筆…とっても風雅な語感ですね。滝沢曲馬琴がもらったという記録が…

「永久に」という語をめぐる九条と九十六条の関係

チャトランガ夫人の恋人 - 憲法改正限界説に関する素朴な疑問 半可思惟 - 憲法改正の限界について chaturangaさんからさらに質問が来たので、可能な範囲でお答えしたいと思います。 1. 「憲法改正限界説」に立つなら、「永久に」という語がある以上、九条の…

憲法改正の限界について

前回、前々回と続けていた財産シリーズは一時お休みして、今回は憲法改正と民主主義のお話です。 id:chaturangaさんが「憲法改正限界説に関する素朴な疑問」というエントリのなかで、以下のような問題提起をなさっています。 九十六条には、変えられないもの…

世界の終りとプロパティ・ワンダーランド

前回は所有について、社会的行動を経済学的に分析した上で、資本投下保護機能として成立したとする説を紹介しました。今回は所有という観念の思想上の歴史的変遷を辿ることにします。 共和政的徳性と所有 古代における所有概念はいかなるものだったのでしょ…

「所有」をめぐる冒険

古今、社会形態や政治体制はさまざまな角度から検討され、論じられてきました。その際に指標となるのが「所有」という概念です。しかし「所有」そのもの、あるいは所有権がいかなる概念かということは、意外にもほとんど論じられることがありません。 経済学…

学問バトン

logical cypher scapeのid:sakstyleさんより回していただきました。荻上チキさんの作ったバトンだそうです。 id:inflorescenciaさん(半可思惟) 著作権関連のエントリで有名なinf.さんです。inf.さんの方は僕のことはほとんど何も知らないと思うので、突然…