参考文献
今週から秋学期。どれを履修するかもだいぶ固まってきたので、メモ代わりに教科書一覧を作ってみました。なお教科書や参考書を指定しない授業と法学以外の科目は、リストから外してあります。 社会保障法 社会保障法作者: 西村健一郎出版社/メーカー: 有斐閣…
CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ (NT2X)作者: 小寺信良,津田大介出版社/メーカー: 翔泳社発売日: 2007/08/02メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 6人 クリック: 136回この商品を含むブログ (98件) を見る コンテンツと一緒に未来…
今回は日本における著作権法史のお話です。 copyrightに「版権」という訳をあてたのは、福沢諭吉です。 でもそれ以前にも似た概念はありました。江戸時代は「潤筆」と呼ばれてたようです。潤筆…とっても風雅な語感ですね。滝沢曲馬琴がもらったという記録が…
前回は所有について、社会的行動を経済学的に分析した上で、資本投下保護機能として成立したとする説を紹介しました。今回は所有という観念の思想上の歴史的変遷を辿ることにします。 共和政的徳性と所有 古代における所有概念はいかなるものだったのでしょ…
古今、社会形態や政治体制はさまざまな角度から検討され、論じられてきました。その際に指標となるのが「所有」という概念です。しかし「所有」そのもの、あるいは所有権がいかなる概念かということは、意外にもほとんど論じられることがありません。 経済学…
時間と自由 (岩波文庫)作者: ベルクソン,Henri Bergson,中村文郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2001/05/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 74回この商品を含むブログ (43件) を見るアンリ・ベリクソン*1は『意識に直接与えられているものについての試…
2005年に書いた文章を掲載。 いまでもこういう図像学っぽい解釈をときどきします。 モモ―時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)作者: ミヒャエル・エンデ,Michael Ende,大島かおり出版社/メーカー:…
そういえば、ロージナ茶会のreferencesを更新しました。id:cedさんが中心となって編纂しています。テーマは「情報化社会を見渡す100冊」。 なるべく全部読んで書評を書きたいと思います…。 【追記】 既に書評を書いている本 半可思惟 - 白田秀彰著『インター…
Freakonomics Intl Pb: A Rogue Economist Explores the Hidden Side of Everything作者: Steven D. Levitt,Stephen J. Dubner出版社/メーカー: William Morrow & Co発売日: 2006/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (7件) を見る Freakonomics…
著作権保護期間延長について考えてみるときの道しるべになりそうな資料を紹介します。なお、このエントリはcopyrightさんのCopy & Copyright Diary - これだけは読んで欲しいを参考にさせて頂いています。あ、そうそう。あらかじめ表明しておきますと、私は…
インセンティブ論についてちょこっと調べています。対で出てくる自然権論に対抗するためではなくて、インセンティブ論の問題点を洗い出すためです。というわけで以下2つを紹介。 著作権の本質は「創作のインセンティブ」〜『著作権とは何かー文化と創造のゆ…
10代のぜんぶ作者: 中村恭子,原田曜平出版社/メーカー: ポプラ社発売日: 2005/01メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 22回この商品を含むブログ (22件) を見るyomoyomo さん「解散式」というかモヒカン族決起集会で幹事をしていくださっていたyucoさんに、…
インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]作者: 白田秀彰出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/07/15メディア: 新書購入: 9人 クリック: 223回この商品を含むブログ (151件) を見る
ヤコブ・ニールセンのAlertbox -そのデザイン、間違ってます- (RD Books)作者: Jakob Nielsen,舩井淳,奥泉直子,川崎幹人出版社/メーカー: RBB PRESS発売日: 2006/07/12メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 7人 クリック: 81回この商品を含むブログ (26件)…
インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]作者: 白田秀彰出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/07/15メディア: 新書購入: 9人 クリック: 223回この商品を含むブログ (151件) を見る ちょっと出遅れた感はあり…
The Future of Ideas: The Fate of the Commons in a Connected World作者: Lawrence Lessig出版社/メーカー: Vintage発売日: 2002/10/22メディア: ペーパーバック クリック: 6回この商品を含むブログ (4件) を見る ようやく読み終わりました。長かったです…
夜と霧 新版作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2002/11/06メディア: 単行本購入: 48人 クリック: 398回この商品を含むブログ (369件) を見る『夜と霧 新版』はヴィクトール・フランクルが書いた本で、世界各…
リナックスの革命 ― ハッカー倫理とネット社会の精神作者: ペッカヒマネン,リーナストーバルズ,マニュエルカステル,安原和見,山形浩生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2001/05/26メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 102回この商品を含むブログ (33件…
cedさんにご紹介いただいたLessigの記事 http://www.lessig.org/blog/archives/001067.shtml これの一部を適当に訳してみました。はっきり言ってかなり超訳。でもまあ大意はつかめるかと。*1 Docがパブリックドメインへのコンテンツの寄進を推進させるための…
最近4日くらい家から出てなかったのですが・・・私が知らない間に、家から一番近い横断歩道が10mほど先に移動していました。 こりゃ、ネットの人とかひきこもりって言われてもしょうがないわ・・・。でもやっぱり横断歩道の消された白線見たらへこみます。 で、ひ…
今週に入ってから、何だか知り合いの男性たちほとんどが殺気立っていてこわい・・・。世情の圧迫というのは、時としておそるべきものがあるようです。 というわけでチョコの話はなしにして・・・情報化社会論の古典とも言うべき論文について。 まずは梅棹忠…
また、山口貴士弁護士インタビューのなかでインタビュアの栗原裕一郎氏が指摘していたのは 法律が侵害と判断するハードルの高さと、一般の読者なり出版業界なりの考えてる"似てる"の高さが全然違っているということ でした。 この点に関して、「のまネコ」や…
前者において、エイベックスが著作権法的に「黒」であるフラッシュを採用したのは画期的であったことを述べた上で*1 反エイベックス、反企業主義の思いのあまり、彼らはそのチャンスをネット全体から奪い去る結果となった。(略)のまネコ事件は、一見すると…
ニュー評論家ykuriharaさまのところ(copyrightさま経由で知りました)で紹介されていた「別冊宝島1257号『パクリ・盗作』スキャンダル読本」を読んでいます。まだ一応テスト期間中だし・・・途中までしか読んでいませんが、すごいです!必読です、第1章!!*1…
で、今回の記事で紹介されていた 法学界の世界的パンク・スター、ローレンス・レッシグ先生のギグ↓ http://ittousai.org/lessig/lessig_free_culture_japanese_1.1.swf最高!格好良い!!やっぱすごい!!!ここでリフレインを。 1.Creativity and innovatio…
反社会学の不埒な研究報告作者: パオロ・マッツァリーノ出版社/メーカー: 二見書房発売日: 2005/11/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 22回この商品を含むブログ (94件) を見る発売されたそうです!早く買って読みたい! そして辻大介先生のところであ…
「アンケートして、今のとこどういう方向に持っていきたいと思ってるのかな??」というご質問をいただいたので、今日はそれについて答えたいと思います。 漠然とした言い方になっちゃうけれど、このテーマに関して自分の「立ち位置」をはっきりさせるという…