情報技術

「作る世界」から「使う世界」へ

ライアカ!のサイバー・カスケードとフリーペーパーにおいて inf. サイバー・カスケードという問題がありますよね。皆タコツボ化していくと、どんどん自分たちの似たり寄ったりな意見のなかで、その反響だけを、同じ意見を聞いているから、思い込みが激しく…

電子投票システム入門

最近興味がわいて勉強会にも参加しているのが、電子投票システムです。来年の参議院選挙には電子投票が採用されるかも、ということを聞いています。 構想:電子投票制度の3段階 まずは電子投票システムの構想を見ていきましょう。総務省の「電子機器利用によ…

フリーソフトウェアの保守と運用

先日Windows Live Messengerに移行しようとしたのですが、ダウンロードしたのにも関わらずうまく起動できないということが起きました。削除と再インストールを行っても、周囲の方にも聞いても一向に解決しないので、Microsoft Customer Supportに問い合わせ…

CCとMSが提携

私が病床で伏せっている間に、世界は動いていました。 いろいろなところで紹介されている通り、MSとCreative Commonsが提携しました。Officeに著作権ライセンスを組み込むためのツールを公開していて、Microsoft Office Onlineにて無料でダウンロードできま…

オルタナティブな暗号開発

検索の方では国産の次世代検索・解析技術の開発が必要であるとして「情報大航海プロジェクト・コンソーシアム」が設立されたりしていますが、同じような論点が暗号にも起きえます。日本は独自に暗号開発はすべきでしょうか?*1 米国政府標準暗号は無償で利用…

変容と教養

インターネットの普及によって国境を越えた問題が頻繁に起きています。また情報処理能力の飛躍的向上といった技術革新によっても重大な問題が発生しています。そうした問題は、憲法や法令が想定していなかったことです。 例えば、音声ファイルを圧縮してネッ…

「Wikipedia神話」はなぜ神話たりえたのか?

The death of WikipediaそれからNow, let's bury the mythに関連して。*1 id:cedさんから 公開性(openness)があったかどうかなんて問題の大きさからすれば氷山の一角でしかない。Wikipediaは集合知、或いはより一般的な言葉で言えば群集の知恵(wisdom of the…

『リナックスの革命』の私的なまとめ

リナックスの革命 ― ハッカー倫理とネット社会の精神作者: ペッカヒマネン,リーナストーバルズ,マニュエルカステル,安原和見,山形浩生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2001/05/26メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 102回この商品を含むブログ (33件…

folksonomyを懐疑する

はてなブックマークにみられるようなフォルクソノミーは、現在とても活況で便利です。沢山の人が参加しはじめて、出てくるサイトの量も多くなっています。web2.0でも注目されていますし。集合知の勝利みたいなところがあって大変面白いし、結構期待していま…

新解さんとバージョン管理

ご存知の方も多いかもしれませんが、意外と知られていないようなので紹介してみます。いろんな意味で熱い辞書「新解さん(新明解国語辞典 第6版 小型版)」です。 その実力をご存知ない方のために、新解さん的には定番とも言える【恋愛】の項をご紹介しまし…