CCとMSが提携

私が病床で伏せっている間に、世界は動いていました。
いろいろなところで紹介されている通り、MSとCreative Commonsが提携しました。Officeに著作権ライセンスを組み込むためのツールを公開していて、Microsoft Office Onlineにて無料でダウンロードできます。*1
詳しくはCCのプレスリリースMSのプレスリリースをご覧ください。
利用時の画面はこんな感じらしいです。Going My Wayでも紹介されていましたね。


各メディアでも取り上げられています。

Microsoftと柔軟な著作権ライセンスを提供する非営利団体Creative Commonsが、著作権ライセンシングツールで協力すると発表した。


Microsoftと同団体は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス情報を簡単に作品に追加できるOfficeアドインツールをリリースする。このツールを使うと、複数のクリエイティブ・コモンズ・ライセンスから作品に適用するライセンスを選択して、Word、ExcelPowerPoint文書にライセンス情報を挿入できる。このツールで作品をパブリックドメインにすることもできるという


ITmedia News:MSとCreative Commonsが提携

Office用アドインツールはMicrosoftCreative Commonsがソリューションプロバイダーの3Sharpと契約し、開発とテストが行われた。対応するソフトウエアはWord、ExcelPowerPoint


Creative Commonsライセンスでは、次に営利目的の利用や内容変更の許可、対象となる著作権法などを設定する。[Finish]すると、選択したライセンスがCreative Commonsのサイトからダウンロードされ、ドキュメントに付加される。


MSとCreative Commonsが提携、Office用のライセンス情報ツール公開 (MYCOMジャーナル)

「これは、われわれにとって非常に重要な出来事だ。膨大な量の創造的な著作物がOfficeプラットフォームで作られているからだ。Creative Commonsのライセンスを適用する簡単な方法があれば、われわれのライセンスをさらに広く普及させるのに役立つだろう」と、Lessig教授は話す。


「われわれは、作品の二次使用に関して制作者自身が意向を表明できるようにすべきだという共通の信念を持っていた。Creative Commonsが作り出してくれた素晴らしい方法で、作品を自由に共有したり、他人が再利用したりすることが可能になった」(Rubin氏)


Lessig教授は、Creative Commonsでは引き続き、動画や音声ファイルなど、他形式のコンテンツにもライセンスを適用する方法を検討していきたい、と述べた。

しかし、「Windows Media」プラットフォームのコンテンツ制作ソフトウェア用にライセンス選択ツールを作るかどうか、Microsoftはまだ決めていない、とRubin氏は言う。


Office文書にクリエイティブ・コモンズのライセンスを--MSがアドインを公開 - CNET Japan

米国でフェアユースが存亡の危機にある*2今だからこそ、今後もこのような提携が進むことを望みます。

*1:といっても、日本語版だとうまく動作しないみたいです…。私のwordでは無理でした。

*2:詳しく知りたい方はこちらのエントリーなどをご参照ください。