Google Earth向け屋上広告の可能性

昨日は茶会の方たちと食事をしたのですが、そのときにでてきた話題のひとつを。
Google Earth は、使ったことがある方も多いと思いますが、世界中の衛星写真を閲覧できるソフトで、ズームアップできる地球儀という感じです。解像度もなかなか高く、大都市などでは解像度1mくらいで結構詳しくわかります。また、有料版では解像度はさらにあがっています。


さてそんなGoogle Earthですが、ビルの中、例えば12階に入ってるテナントが何なのかまではわかりません。都市部ではそれだと困ってしまいますが、それでもビルの名前がわかればだいぶ違ってくるでしょう。
Google Earthと連携したカーナビがフォルクスワーゲンから発表されたことを考えると、今後一部の都市などでカーソルをあわせるとビル名が表示されるとか、もっと進んで各階の店舗情報も表示されるというような機能が実装されるかもしれません。


でもそれよりてっとりばやいのは、ビルの屋上にビルの名前を大きく書いておくことです。
今までの屋上広告は、下にいる人に向けて、あるいは高架道路を走るドライバーに対してなど、せいぜい同じくらいの高さにいる人に向けてのものでした。しかしそうではなく「天からの視線」を意識した天に向けての広告が有望なのではないか、と思います。*1


道の煉瓦の色を変えて、歩いている分にはよくわからないけれど遠くから見ると文字が浮かんできたり。ある街の一区画をすべて借り切って街路樹や屋根の色で"NIKE"が表現されていたり。車でもこんな感じで広告ができるかもしれません。


こんな広告市場が活性化されれば、例えば東京ドームなど大規模で有名な施設は大いに潤うことでしょう。
でも神社などをみてみたら屋根にURLがあったりとか、茅葺屋根が実はQRコードだったりしたらちょっと嫌かもしれません。

*1:福岡空港周辺にある広告を想起してください