1年越しの前振り

さて、前年に「ターゲット選定の理由はまた今度…」と言ってあったので、その辺について。


現在の知財の扱われ方をみてみると
「知的」(創作活動)よりも「財産」(産業化)として
扱おうという動きの方が目立ってる。


これは現在の産業動態としては至極当然の話。
なんでかって言うと、
それは現在のコンテンツ業界*1「顧客政治」になりつつある/なってるから。
(↑このへんも年越した前振り)


つまり、出版・放送・レコードなど媒体産業が
「著作権保護期間延長」に見られるように
活発にロビー活動をしていて、
文化庁とかもそこに乗っかる傾向にある。


既成の媒体産業としては、
今持っている権利を手放したくないし
どこの馬の骨かわからない新参者と
市場というパイを分け合いたくはないだろう。


それに関係省庁としても
馴染みの企業、しかも頭数が限られてる企業が
知財権を取りまとめて持っててくれた方が
管理しやすいって面もあるんじゃないかな?


まあ、そんな感じで
企業・政治家・官僚による「鉄の三角形」が
形成されつつある。


もちろん、そういう傾向がダメダメってわけじゃないと思う。
お金を取るには産業化(「財産」)なところが必須だし
結局、政府にできることの多くは
産業面に偏ると思うからだ。
(現時点で。色々な理由によって。)


ただ、
インセンティブがあって
ほっといても動いてくれる団体があるなら
悪しき方向に進まないか見張って
良き方向へ誘導してやれば良い。


そういうことは茶会の方々にやっていただける(と思う)
ので、まあ別の方向から動かしてみるつーのも悪くないかな、くらい。

*1:すごい曖昧な言い方だけど・・・それ以外の呼称さがすのがめんどくさい(ぉぃ)