『バックラッシュ!』
双風舎さんから2006年6月に発売される予定の『バックラッシュ!〜なぜジェンダーフリーは叩かれたのか〜』のキャンペーンブログ。密かに開設当初から注目していましたが、今すごく面白い企画をやっているので、ご紹介します。
まずはプレゼント企画。
あなたのブログに「双風舎の『バックラッシュ!』が読みたい!」(方言でも可)と書いてこのキャンペーンサイト (http://d.hatena.ne.jp/Backlash/) にリンクし、トラックバックを送ってください。
応募はお一人様一度までですが、外れてもまた次の週に当選する可能性があります。つまり、早く応募すれば何度もチャンスが回ってきます!(複数回トラックバックを送る必要はありません。)
当選者は、毎週日曜日に当サイトで発表します。
とのこと。web2.0的(一度は使ってみたかったのこの言葉!)ですね。そしてはてな村の性質をよく捉えて考えられていると思います。*1
さらに注目なのが、『デビューボの泉』。
第一回の「バックラッシュと邪神の塔」で
ローアングルから接写。暗さを強調することで、大人の色気を前面に。てか、こわっ!
邪神みたいなのに捧げてみた。
邪神「祟るぞぼけー」
chiki「ひゃー。ごめんなさいっ」
の一連の写真に笑いました。面白いので是非見てみてください。
この『デビューボの泉』は、ジェンダーに関するトンデモ言説を面白度にあわせて特別単位をつけてこう、という企画。単位の名前、デビューボは、Simone de Beauvoirを「シモン・デビューボ」と訳していたバッシング論文があったところからきているみたいです。*2
何と言うか、こういう軽やかに笑い飛ばす姿勢というのは、とても好感が持てますし、戦略として結構有効だと思います。なぜなら、判断を下すのが聴衆だとすれば、ウケるかどうかは大切な判断基準だからです。面白いってすごい力ですしね。
半年の準備期間を経て、双風舎が送り出す、売れ筋の新刊です。
書店人の方がた、ひさびさに「祭り」の時期がやってきました。関連書のリストをつくり、提供させていただきます。この本を核にして、人文書や社会評論コーナーの「祭り」をやろうではありませんか。このブログで「祭り」が起きてはこまりますが、書店で「祭り」が起きるのは大歓迎です!
読書人の方がた、ごぶさたしておりました。『チマ・チョゴリ制服の民族誌』に引き続き、『バックラッシュ!』もなにとぞよろしくお願いいたします。いずれもすでに、アマゾンで予約・購入していただけます。
とのことなので、ぜひ。